今回は2020年1月環境におけるオルターガイストについて自分の思っていることを適当に話していこうと思います。
使ってる歴が気持ち長いだけで、今期まだ店舗代表と公認合計で3日連続で優勝した程度でCSで結果を出したりしたわけでもない大したことのないやつの記事ですが緩めに見てもらえると幸いです。
見出し
・メリュシークの準制限
これに関してはきついけど誤差っちゃ誤差という認識です。
メリュシークは先手でも使い勝手の良い札ではあるのですが後手で相手の妨害を1枚は確実に踏みつつ展開と妨害に使えるフェイカーを持ってくることのできるカードです。
フェイカーを素引きするよりも後手は特に盤面に即座に触れるメリュの方が素引きしたいことが後攻だと多々あったので転生炎獣やサンダードラゴンと戦う場合に特に弊害が出ると思います。
ただ、妨害をもらったときのリスクが大きくなるだけでワンフォーワンも2枚で変わりないので半年前と初動の枚数的には変化はないと言った形です。
ついでのような感覚ではあるのですがメリュシークを抱えた状態でワンフォーワンを打つとデッキからメリュシークが消えることが増えるので気持ちデッキのメリュシークの枚数を気にする頻度が増えるようになりました。
後述するプークエリでヘクスティアリンクロスの動きでマルチフェイカーをもってくるだけの仕事ならメリュシークである必要も最悪なくなったということも大きいので安定性の面ではメリュシークに依存することは昔よりは減ったので問題になることはそこまでないです。
そのため結論としては後手のまくり以外はそこまで気にしなくてもいいと言う印象です。
余談ですが関西の姫CSという特殊レギュレーションのCSでメリュシークが制限でもオルターガイストを使用してたのですが、ある程度デッキは回転していたので準制限程度ならばそこまで気にならないかなと思いました。(感覚麻痺
・ドラグーンオブレッドアイズの台頭
現代遊戯王の顔とも言って差し支えないでしょうしこのブログで説明するまでもないのでこのカードやそれらを使ったデッキや環境に対してはこのブログでは特にコメントしないですが
「オルターガイストでドラグーンどう超えるんだ?」と思う人も多いかと思います。
あくまで個人の意見ではあるのですが、結論から先に言うと
「きついことはきついが場合によっては超えられないこともないぐらい」です。
オルターガイストのメインギミックだけで越えようと思うとニンギルスかリンク4を使って戦闘で破壊するか対象を取らずに墓地送るなりパクる(ヴァレルロード入れてる場合)なりするしかないです。
デッキの性質上2ターン以上の時間をかけないといけないのでドラグーン単騎で他の札が弱い場合以外はメインギミックだけで倒すのは骨の折れる相手になります。
そのためメインサイド共にドラグーンを無力化あるいは出させないといった対策を取れるようなカードをある程度採用せざる負えない形になってます。
・新規カードによる強化でカードパワーの底上げ
今のオルターガイストは相変わらずスプーフィングもフェイカーも去年から規制されたままにもかかわらずまだ環境にのさばり続けている理由としてPP20に収録されたプークエリの存在が大きいと個人的には感じています。
場のオルターモンスターと手札のこいつで手札リンクできるという優れもの。おまけに手札回収もえらくもちろんオルターガイストの名称を持っているため各種サーチにも対応しています。
いわばオルターガイスト・マイクロコーダー
こいつによって恩恵を食らったところは主に3つ(3つって言いたいだけ)
1つ うらら等の誘発のケアや手数の多さを作る。
2つ リンクロスとの合わせ技で2枚初動の増加
3つ メリュが減った分以上にワンフォーワンやマルチフェイカーの選択肢が増えている。
雑にいうとこんな感じですが、
1つめのうららのケアに関してですが分かりやすい例として
メリュシークNSした後に手札プークエリとメリュシークでヘクスティアをLSし成功時チェーン1メリュチェーン2プークエリとすることでメリュシークにうららを喰らうことなくマルチフェイカーを持ってこれます。
プークエリの2の効果を使っていないならヘクスやバンシーやシルキタスでも同じようなことが可能です。
準制限で気持ちメリュへのうららの受けが効きにくくなってる場合もあるのでこれは結構大きい点です。
また場合にもよりますがプークエリの2の効果を使った後でメリュ+オルターモンスター+手札プークエリでメリュのうららを囮に使ってヘクスティアに対するうららをケアするなんてこともできなくはないです。
手札に戻ってきたプークエリをスプーフィングやワンフォーワンのコストとして有効に活用するなどかなり痒いところに手が届くので便利です。
そして2の効果はデュエル中1度ですが手札リンクは1ターンに1度なので返しのターンで盤面に広がっているオルターガイストモンスターが入れば盤面の数を実質傘増しにしたも同然の状態で相手の妨害などを超えれるためいきなり盤面2体の状態からトロイメアユニコーンをヘクスティアを混ぜながら出したり、そこから通常召喚をしてアクセスコードを出してさらなる除去なんてこともできます。
2つ目 1つめのところで上述しました通りプークエリのおかげでリソースと妨害の要ともなり得るヘクスティアを簡単に出すことができるようになりました。
そしてETCOで追加された新たなるビックリドッキリメカ
リンクロス(通称 ヒトデマン)の存在が追加されたことでそれに伴いヘクスティアを即座に墓地に送ってリンク召喚をすると
チェーン1ヘクスティアのサーチ効果
チェーン2リンクロスのトークン生成(ヒトデマンのバブルこうせん)
とするとヘクスティアにうららをもらわずにトークンを生成する動きができます。
つまりクンティ以外のオルターガイストモンスター+プークエリで即座に好きなオルターガイストをうららを食らうことなく高い確率で手札に加えつつトークンを生成できます。
バブルこうせんで出たトークンはそのターンリンク素材にはできないですが返しのターンに生き残っていた場合にリンク素材にできるのでトロイメア系統のカードやアクセスコードといったリンクモンスターを出して手数を増やしたり壁を立てたりするという面でも有能で出す意味がないわけではありません。
ただトークンを出しすぎてオルターモンスターの効果の発動に支障をきたす(クンティやフェイカー特殊する場所がない、ヘクスティアとシルキタス同時に使いたいけど場所がせまい)場合はトークンの数は実はリンク数ちょうど出さないといけないわけではないのでトークンの出す個数は場合によって変えたりしましょう。
あとトークン生成のせいで時々ニビルをもらったりすることもあります。
3つ目に関しては例として「ワンフォーワン+コスト+メリュシーク」といった手札でメリュを2枚使いたくない、メリュシークの効果は確実に通したい場合にワンフォーワンでプークエリを出しメリュシークをNSし場でリンクしてヘクスティアを組み動画のような2パターンでフェイカー+オルター罠という布陣を構えられます。
またマルチフェイカーの特殊召喚だけでプライムバンシー+オルター罠+マリオネッターからWメリュシーク手札フェイカーの動きが可能になりました。
正直フェイカーが規制かかる前よりも先行盤面自体はかなり強くなりました。
以下の動画はあくまで一例ですが強欲で金満な壺の飛び方や対面と手札によって最適解が変わるのでこの動きが全て毎回正しいというわけではないですが参考までに載せてます。
ワンフォーワン+コスト+メリュ①
— ういうい (@UIX_20115cg) February 2, 2020
へクスオルター罠+手札フェイカー pic.twitter.com/nfF30njhL0
ワンフォーワン+コスト+メリュシーク(プークエリ)②
— ういうい (@UIX_20115cg) February 2, 2020
リンクロス+トークン(3体まで)+オルター罠手札フェイカープークエリ pic.twitter.com/A3RJDO2DRC
プークエリ使用した泡影フェイカーの例(ブログ用) pic.twitter.com/agK9yrdk8e
— ういうい (@UIX_20115cg) February 2, 2020
オルターガイストの勝ち筋としては無限に近いリソースと妨害をゴリ押して相手を倒すと言うところがほとんどでした。
しかし
今なら手札プークエリと盤面にオルターガイストモンスター2体とマリオネッターの的を用意してNSを余らせればPP20で追加されたオルターガイスト・メモリーガントによるワンショットキルが可能になりました。
メモリーガントのおかげでドラグーンのような高打点耐性持ちをフェイカーを使ったターンで上からしばいて超えることが可能になりました(今まではヘクスティアの3700(1500+2200)が限界でしたが.....
(メモリーガントとプークエリ来る前に撮影したやつ↓)
こんなのできるよ程度に
— ういうい (@UIX_20115cg) December 17, 2019
マリオ+フェイカー+オルターガイストモンスターで後攻ワンキル(4300+7100=11400)
サーチや回収端折ったりしてますがピクシールがプークエリ、FWDがメモリーガントの代わりです。 pic.twitter.com/J0qlwGcm2R
このようにメリュ込みで3面のオルターガイストネームが並べばこのようにマリオでヘクスティアを出すことでヘクスティア+メモリーガントの動きで11400ダメージでワンショットキルが可能になりました。
この展開はホーンデッドロックを使ってるコスパの悪くマリオが必須な微妙な展開に思うかも知れませんが実際問題はメリュシーク+オルターガイストモンスター+マリオネッターの的+召喚権で可能なのでやろうと思えばヘクスティアのリンク先にメモリーガントを成立させてワンキルしに行く流れができたことは結構多かったです。
メモリーガント、プークエリ、リンクロスが来たことによってライフカットや盤面の処理リソース管理などメリュシークの数が減った以上に恩恵が多く後述する環境の変化も噛み合って今の環境でも戦えるデッキとして使えるデッキとなったと言えると思います。
・環境のメタから外れている
あくまでこの時点での自分の意見ですが端的に言ってトップシェアのデッキと対策が被っていなくてマッチ単位で比較的勝ちやすいという理由もあると考えています。
地域によっても環境は違えどもおそらく先ほども議題に上がったドラグーンを入れた多種多様(笑)なデッキ、そしてオルフェゴールが今の環境に一定数いることだと思います。
そしてそれらのカードに対して、オルターガイストに対して共通して対策として入れられるカードというものが後先関係なく打てるカードでは少なく、強いていうならうららぐらいで
羽根帚やパンクラトプスやライトニングストームがどれだけ強くても
「ドラグーン超えられねえじゃん(笑)」
という結論に至りながらその辺のカードがうまく使えずドラグーンに駆逐された人間も少なくはないでしょう。そしてその辺のカードがサイドに落ちていったり採用枚数を絞られたりする傾向になって言った環境でした。
その上でこちらもドラグーンやオルフェゴールに対して対策を強めにとった構築を作成したら感触は良かったです。
2/1 西院 店舗代表 使用 オルターガイスト
— ういうい (@UIX_20115cg) February 1, 2020
オルター先○○
ロボットドラグーン先○×○
オルター先○×○
60ノイド後×○○
3年連続1期2期共にオルターガイストで店舗代表なりました。 pic.twitter.com/wt9RiGWOsM
メイン戦で羽根やパンクラが飛んでこないという強気な自信を持って神の宣告と魔封じをサイドに全て叩き落とし、誘発はオルフェと展開してくるドラグーン入りのデッキを重く見てヴェーラー泡影を多めに入れて、ドラグーンを先でも後でも叩き潰せるように先手でも後手でも後引きでもいい点を重く見て誘発が多い環境でドラグーンの無効をいなせるということでスキルドレインと神の通告をフル投入した構築になります。
神の宣告、神の警告の優先度が低い理由の一つとしてはドラグーンの着地を1度でも許すと後の祭りになったりライトステージの的になったり低速型のドラグーンに2発以上真紅眼融合を打たれることによるゴリ押しでドラグーンの着地をされた場合にドラグーンの攻撃と直火焼きのせいでライフがもたないケースも考えて抜きました。
ミラーの後手は正直かなりメイン戦は切り気味で正直京都にはオルターガイストが自分も含めてもまあまあいてその日自分も含めもう一つの京都の店舗予選は自分の知り合いのオルターガイストが店舗代表になってたのでもしかしたら環境的に熱いのかもしれないです。
ドラグーンを後手から真紅眼融合で出されたけどドラグーンの無効パンプを通告や無効を墓地に当ててもらえるように動いてお茶を濁したことでヘクス先マリオで3000のドラグーンを突破できたりしたので上述した先手でしか使いにくい神シリーズをメイン戦で省いた形にしたのが結果的に噛み合いやすい環境で使い勝手は良かったです。
ドラグーンオブレッドアイズを入れたオルターガイストについて(2/3追記)
これに関しては試したことがない(ドラグーンとアナコンダ買うのが単純にめんどくさい)ので机上の空論になるのですが、正直結構ありだと思っています。
今期の遊戯王といえばこのブログでも何度か名前を挙げているドラグーン、そして効果モンスターが2体並びエクストラに2枚以上空きが作れるデッキであれば、「アナコンダとドラグーンセット入れようぜw」みたいなくだりも聞き飽きたことでしょう。
オルターガイストも例外ではありません。
最近関西の自分に知り合いと関東の方のCSでサイドに真紅眼融合を入れた形の構築がちらほら見られるようになりました。
構築の真意はその人たちに聞いたほうが早いと思うし確実だと思いますが、先ほども言ったようにオルターガイスト とドラグーンの処理あるいは不成立させるためのカードは対策が比較的被らないことが多いのです。
そのため先ほど少し触れた「オルターだから壊獣とか結界波入れねえわ、サイク系とか羽根でしばけばええや」みたいな認識がある程度固定観念としてあるため、
サイドのオルターのメタのすり抜け及び先でも後手でも強い雑なパワーでドラグーンがきつい相手に対してサイドチェンジ後に入れるのだろうと考えています。
例としては閃刀姫やミラーマッチや転生炎獣と言ったドラグーンの突破ができるにしても時間がかかるあるいはスキルドレインが刺さらないデッキ、リブートなどのメタカードを多量に入れてくると推測されるデッキ(Pテーマなど)のサイドチェンジで入れることを想定していると考えられます。
オルターガイストでドラグーンに特化させた構築を作った場合先行の強さ以外は後手が捲りにくい、妨害を踏みにくいなどの理由で基本的に「他のドラグーンデッキで良くね」になるので真紅眼融合をタッチで入れるケースに関してはなしではないのかなと感じています。
というか混ぜ物関係なくドラグーン自体がお手軽で強い(笑)
他にもドラグーン入れている理由があるとかこんなオルターガイストの構築がいいなどの話題があればこっそり教えてください(笑)
結果としては店舗代表もそこまで苦労することなく勝てたのですが、もしオルターガイストなどの罠で戦う系統のデッキが増えてしまったらまたメインから羽根帚を採用されることになったりPテーマが増えて勝率がまた揺らいだり構築を変えざる終えないことにならないようになってほしいです。
構築的に一番ミラー踏みたくないのでいっそドラグーン増えて
俺以外オルターガイスト使うな、後リブートも。
↑オマエ イラナイ
ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます。
質問や誤字や構築の指摘は
Twitter : ういうい(@UIX_20115cg)まで